当院で白内障手術を受けるご予定の方・ご検討中の方へのお知らせです。多焦点眼内レンズ（ピントが幅広い距離で合うレンズ）を導入致しました。

　通常の単焦点眼内レンズではあらかじめ設定しておいた距離にしかピントが合いませんので、それ以外の距離を見る場合には眼鏡が必要となります。一方、多焦点眼内レンズはその弱点がカバーされており、遠くから近くまでの広い範囲でピントが合った見え方を得ることができます。

　現在世界で使われている多焦点眼内レンズの種類は数多くありますが、当院では厚生労働省が薬事承認した眼内レンズのみを導入しております。現在、シンフォニー®︎（焦点深度拡張型）、シナジー®︎（連続焦点型）、パンオプティクス®︎（三焦点型）の三種類から選ぶことができます。それぞれに違った特徴がありますので、ご自身のライフスタイルに合わせて種類を検討頂けます。

　※多焦点眼内レンズは大変優れた製品ですが、どなたにもフィットするような万能品というわけではありません。眼の状態が適合するかについて患者様ごとに詳しく調べさせていただきますが、適合しなかった場合には、患者様の見え方の満足度を重視し、あえて通常の単焦点眼内レンズをお勧めする場合もございますので、ご了承ください。

　※多焦点眼内レンズは選定療養の適応となり、各眼内レンズの差額代が患者様の追加負担料金となります。患者様ごとの目の状態によっておすすめするレンズが異なります。詳しくは受診頂いた際にご説明いたしますので、お気軽にご来院ください。